韓国国会の国土交通委員会は20日、ソウル市を対象とした国政監査を実施し、オ・セフン市長が新たに導入した「ハンガンバス」に対する問題点について集中的な質疑が行われた。このハンガンバスは、運航から10日で一時運行を停止し、安全性への懸念や財政的負担など、複数の課題が指摘されている。

共に民主党のチョン・ジュンホ議員は、「試験運航時に指摘された発電機の放電問題が改善されず、本格運航でも故障が発生した」と述べた上、「試験運航中の故障に対する措置についてソウル市に資料提供を求めたが、民間事業者（株式会社ハンガンバス）が推進しているため資料がないと回答された」と批判した。また、「オ市長が安全面を十分に確認せずに正式運航を決定した」と指摘した。

民主党のイ・ヨンヒ議員も、一部電動推進式船舶について「バッテリーは水に弱く熱暴走の危険が高い」として、特に夏の猛暑時の安全性を問う質疑を行った。さらにシン・ヨンデ議員は、「バッテリー火災対策として難燃粉末消火器しか設置されておらず、客室が上部にあることから連鎖爆発防止のために上向きの爆発誘導を行うという説明は理解し難い」と述べた。

これに対し、ソウル市未来漢江本部のパク・ジニョン本部長は「船舶用バッテリーの中でも最も安全と言われるバッテリーを使用しており、火災対応マニュアルも整備している」と説明した。

また、民主党のイ・ゴンテ議員とチョン・ヨンギ議員は、ソウル住宅都市開発公社（SH）が担保なしでハンガンバスに876億ウォンを貸し付けたことについて、「ハンガンバスが破綻した場合、SHが全ての船舶を買い取り、借金を返済する保証をした」と批判した。

これに対し、オ・セフン市長は「法的に返済方法は全て講じられている。運航開始から2～3年後には黒字転換する見通しだ」と説明した。

「この記事は、元の韓国語版をAIの助けを借りて翻訳し、その後、ネイティブの記者が編集しました。」

写真=聯合ニュース