ベルリンの「少女像」撤去命令、在独市民団体が法的措置で対抗
ベルリン行政裁判所に効力停止の仮処分申請、芸術の自由を主張 市民団体は署名運動と抗議集会も計画、海外の少女像設置は35カ所に拡大
ドイツ・ベルリンに設置されている「平和の少女像」が撤去の危機に直面する中、在独市民団体であるコリア協議会が撤去阻止のため法的措置に踏み切った。
29日、コリア協議会は現地時間で10月7日までに少女像を撤去せよというベルリン・ミッテ区役所の命令に対し、その効力を停止する仮処分をベルリン行政裁判所に申請したと明らかにした。
コリア協議会は申請書の中で「芸術の自由と機会均等、地方自治体の自治権は、常に具体的な個別の事案で実質的な調和を図るべきだ」と主張し、区役所が芸術作品の設置期間を2年と定めたことが恣意的だと指摘した。
ミッテ区役所は、区内の公有地に設置された少女像の設置期間が終了したとして、先月コリア協議会に公式文書を送り撤去を命じた。少女像撤去命令に対する仮処分申請は今回で3度目となる。コリア協議会は2020年9月の設置直後、昨年10月の撤去命令時にもそれぞれ仮処分を申請し、強制撤去を阻止したことがある。
裁判所は当時の仮処分決定で「少女像の具体的な効果は、公道空間における視認性とアクセスのしやすさにある。私有地への移転要求は、同等の価値を持つ代替手段とはみなせない」と述べた。コリア協議会は、集会や性暴力に関する教育プログラムのためにも少女像が現在の公有地に設置されている必要があると主張している。
ミッテ区役所は、来月7日までに少女像が撤去されない場合、3,000ユーロ(約49万2,000円)の過料を科すと通告した。コリア協議会は区役所にも撤去命令への異議を申し立てる文書を提出した。また、地域住民を対象とした署名運動や、設置継続を求める抗議集会も予定している。
一方、海外に設置された「平和の少女像」は2013年、米国カリフォルニア州グレンデール市立公園の公立図書館を皮切りに、現在までに計35カ所に設置されている。
「この記事は、元の韓国語版をAIの助けを借りて翻訳し、その後、ネイティブの記者が編集しました。」
写真=Yonhap News