キム・ヘソン、ドジャースのポストシーズンロースター入りは厳しい状況

肩の負傷から復帰後も打撃不振が続き、出場機会を失う ベテラン選手と大谷翔平の起用がポストシーズン入りの壁に

2025-09-24     MHN

(イ・サンヒ記者)今年ロサンゼルス・ドジャースで“サプライズスター”となったキム・ヘソンが、なかなかスタメン出場のメンバーに名を連ねることができていない。

7月末に肩の負傷で戦線を離脱したキム・ヘソンは今月初めに復帰した。しかし、負傷の影響からか、打席で従来の勢いを見せられていない。

キム・ヘソンは24日(韓国時間)現在、今シーズン打率0.283、2本塁打、15打点、13盗塁というまずまずの成績を記録中だ。出塁率と長打率を合わせたOPSも0.694と悪くない。

しかし、負傷復帰後の成績は厳しいものとなっている。9月に入ってからは合計8試合に出場し、打率はわずか0.071(14打数1安打)にとどまっている。OPSも0.204と低迷している。

成績が上がってこないため、スタメン入りも継続して果たせていない。キム・ヘソンは8日以降、およそ2週間にわたり一度もスタメン出場できていない。9日、11日、15日の試合で代守備や代走として起用されたのみだ。

キム・ヘソンが出場機会を失ったのは、まず打撃不振が大きな要因だ。加えて、ナショナルリーグ西地区優勝によってポストシーズン進出を目前に控えるドジャースが“秋の野球”の準備を進めていることも、キム・ヘソンが後回しになっている理由の一つである。

ドジャースは24日現在、今季88勝68敗・勝率0.564で西地区首位を守っている。2位サンディエゴとは2.5ゲーム差。両チームともにポストシーズン進出資格は得ているが、地区優勝をめぐりし烈な争いが続いている。

ドジャースはこの日現在、レギュラーシーズン終了まで残り6試合のみ。うち3勝すれば地区優勝が決まる。マジックナンバーは3となった。

キム・ヘソンの所属するドジャースには、トミー・エドマン、キケ・エルナンデス、ミゲル・ロハスといった内外野を守れるベテラン選手が多数在籍している。彼らが負傷しない限り、キム・ヘソンがポストシーズンロースター入りを果たすのは容易ではない。

メジャーリーグのポストシーズンロースターはレギュラーシーズン同様、総勢26人で構成され、そのうち投手は13人を超えてはならない。また、8月末時点でメジャーリーグの40人ロースターもしくは60日負傷者リストに登録されていた者のみがポストシーズンロースターに入る資格がある。このため、キム・ヘソンは一応その資格は有している。

韓国には「魚も食べ慣れた人が食べる」ということわざがある。いかなることでも経験があり慣れた人がよりうまくできる、という意味を含む。

前述のエルナンデス、ロハス、エドマンは、いずれもポストシーズン経験の豊富なベテランだ。特にエルナンデスは“秋男”と呼ばれるほどポストシーズンでの成績が傑出している。2015年から昨年までにポストシーズン9回出場し、この間に打率0.278、15本塁打、35打点という優秀な記録を残している。OPSは0.874を誇る。

ベテラン重視のデイブ・ロバーツ監督の傾向も、キム・ヘソンがポストシーズンロースター入りできないであろう理由の一つだ。さらに大谷翔平がポストシーズンではリリーフ投手として起用されるために外野手登録を選んだことで、野手枠が一つ減り、これもキム・ヘソンにとって不利に働いている。

とはいえ、キム・ヘソンは8月末時点でドジャースの40人ロースターおよび負傷者リストにいたため、必要とあればロースター入り可能な立場である。ポストシーズン期間中、チームと帯同できる。ただし、特別なことがない限り、ポストシーズン最初の関門となるナショナルリーグ・ディビジョンシリーズ(NLDS)でキム・ヘソンの活躍を見るのは難しい見通しだ。

写真=キム・ヘソン、キケ・エルナンデス、トミー・エドマン、ミゲル・ロハス©MHN DB

「この記事は、元の韓国語版をAIの助けを借りて翻訳し、その後、ネイティブの記者が編集しました。」

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