北朝鮮のウラン工場排水流入懸念、韓国政府が江華島・漢江など10カ所で放射能調査を開始

汚染可能性の高い地域を中心にウラン・セシウムなど広範囲に検査 政府、「定期的な水質監視で国民の懸念に迅速対応」

2025-07-06     MHN

韓国政府は、北朝鮮の平山ウラン精錬工場から発生する可能性のある排水流入問題に関連し、江華島や漢江河口など10カ所の現場汚染状況について直接調査を実施することを明らかにした。

原子力安全委員会をはじめ、海洋水産部や環境部など関係省庁は、7月4日に共同で特別実態調査を行ったと発表した。

前日の7月3日には、統一部 統一政策室長の主宰で原子力安全委員会、海洋水産部、環境部、国防部、国家情報院が集まり、対応策について協議した経緯がある。

今回の特別調査では、北朝鮮側で汚染が懸念される芙蓉江河口に最も近い江華島および漢江河口を含め、合計10カ所にてウランやセシウムなどの放射性物質や重金属の汚染状態を重点的に確認する予定だ。

調査結果については、今後2週間かけて精密分析を行い、その過程や結果を国民に対して透明に公表する計画となっている。

今回の調査は、2019年に実施された類似調査よりも規模・範囲ともに大幅に拡大された。調査地点は6カ所から10カ所へと増加し、調査対象の汚染物質もウランにとどまらず、セシウムや多様な重金属にまで拡大された。また、実務に参加する機関も原子力安全委員会のみならず、海洋水産部・環境部と連携することで、より体系的な調査体制が構築されている。

韓国政府はまた、単発的な調査に止まらず、毎月定期的な水質監視体制を構築し、関係省庁間の連絡会議も設置して国民の懸念に迅速に対応する方針を示した。

政府関係者は、北朝鮮ウラン精錬工場をはじめとする同国内の核活動について、関係省庁が協力して動向を注視しているとし、国民の健康や環境に問題が発生した場合は共同で速やかかつ綿密に対応する考えを明らかにした。

「この記事は、元の韓国語版をAIの助けを借りて翻訳し、その後、ネイティブの記者が編集しました。」

写真=大韓民国政策ブリーフィング、聯合ニュース